子役として成功する子の特徴は?

子役として成功する子の特徴は?

子役として成功する子、仕事をもらえる子、活躍できる子には共通点があります。

可愛い子?
カッコいい子?
スタイルが良い子?

確かに、ある程度は容姿も影響します。
ただ「可愛い」とか「カッコいい」とか「スタイルが良い」とか、そういった容姿の基準ではなく、プロデューサーが求めている容姿、ということになります。

「太った坊主の男の子」が求められることもあれば、「明るくよく笑う女の子」が求められることもあります。
こういった容姿、見た目などは、その子の個性や特徴などがプロデューサーの求めるものとマッチした時に有利に働きます。

容姿に関しては「こういう子が良い」という定義はありません。
ケースバイケースです。

しかし、容姿ではない部分においては、子役として成功する子にはある共通点があるのです。

それは…

「使いやすい子」

です。

いや、それはそうでしょう、と思いますよね?
使いやすい子が成功する、当たり前のことです。

では「使いやすい子」とはどのような子なのでしょうか。

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子どもらしさ、無邪気さがありながら、仕事への姿勢ができている子です。

子役ですから、子どもらしい子を求めているわけです。
子どもらしさは「無邪気さ」に表れます。
しかし、無邪気さと、子どもならではの扱いにくさ(気分屋、わがまま、空気が読めない、本能に忠実など)は紙一重です。
これらの扱いにくさをクリアし、仕事への姿勢がきちんとできていながら、無邪気さも持ち合わせている子が、現場からは求められています。

子どもらしさ、無邪気さを持ち合わせていながら、仕事への姿勢ができている、この相反する2つを両立させるのはとても難しいことです。
厳しくしつけすぎると子どもらしさが失われてしまいます。

では、実際に子役として「使いやすい子」を育てていくためには、どのようなことを意識してお子さんに接すれば良いのでしょうか。


ポイントは、「切り替え」ができる子に育てる、ということです。
現場に入ったら仕事モードに切り替えられること、これが大事です。

いつも厳しくしつける必要はありません。
子どもはのびのび、時には思い切りわがままを言ったり、どろんこになって遊んだり、ついお菓子を食べすぎてご飯が食べられなくなってしまったり、欲しいものをねだってだだをこねたり、そんなことがあって良いのです。

芸能界は厳しい世界です。
オーディションに行った時には会場だけでなく控室での態度もチェックされると言いますし、たまたまファミレスやカフェでプロデューサーが子役を見かけた時には、その時の態度をしっかりと見ているとも言います。

しかし、だからといって100%きちんとしている必要はありません。
ギチギチにしつけて、いつ何時も大人びた振舞いを強要していると、いつしか子どもらしさが色褪せて、無邪気さを忘れてしまいます。
そして、いつも大人の顔色を見て「自分がこの人の気分を害さないためにはどのような態度を取るべきか」ということを考えるようになってしまいます。

これでは、子役としては全く魅力の無い子どもとなってしまうのです。

また、子役云々の話以前に、このように抑圧されて育った子どもは、少なからずどこかにとんでもないストレスを溜め込んだまま成長してしまいます。
それが、対人関係を上手く作ることのできない人間になってしまったり、引きこもりや精神病、うつなどを引き起こしたり、あるいは親に対して反抗的な態度を取るようになったり、最悪の場合は犯罪に手を染めたり自死という道を辿ってしまったりすることに繋がる恐れがあります。

ひとりの人間として成長していくためには、しっかりと子ども時代を生きなければなりません。その子ども時代をすっ飛ばして大人のように振舞わせることは、決して褒められることではないと断言いたします。

少なくともおうちにいる時は、子どもらしく過ごさせてあげてください。
そして外に出た時だけ、場面に応じて態度を変えるように働きかけてあげてください。

先ほど述べた通り、オーディション会場だけで人が変わるような「取り繕ったもの」ではいけません。プロデューサーは普段の姿、態度も見ています。

そのため、オーディションだけでなく、事務所、あるいは現場に足を踏み入れたら、そこは「きちんとする」場所、場面なんだよ、と教えてあげてください。
また、ファミレスやカフェなど、他の人の目がある場所でも、それを常に意識させるようにしてください。

人の目があるところで、どのように振舞うべきか、ある程度は顔色を伺ったり空気を読んだりすることも必要でしょう、このようなことを、しっかりと目を見て話しをして指導してください。
気に食わない態度を取ったからといって、ひっぱたいたり怒鳴ったりしてはいけません。
なぜ、その態度が良くなかったのか、自分で考えるように促して、それからきちんと説明して分からせましょう。

逆に、おうちにいる時は、ハッキリと「わがままを言って良い」と言葉にして伝えてあげてください。

このメリハリある指導が、子どもらしさ、無邪気さと、仕事への姿勢を両立させる子ども、つまり「使いやすい子」を育てることに繋がります。

子役として成功する子の特徴は?