最近は写真の加工アプリなどが流行っていて、誰でも簡単に美しく、綺麗に、補正した写真を撮影できるようになりましたね。
少し前までは「プリクラ」がその先駆けとなり、目を大きく見せたり、肌を白く見せたり、ほっそり小顔にしたり、様々な加工や補正ができることで話題を呼びました。
それが今や、スマホで撮影するならばアプリでこのプリクラと同じことができるようになったのです。
また、デジタルカメラでも、設定を変えることによって最初から「美肌」や「笑顔補正」など、補正を加えた状態で撮影することができるようになりました。
こういった加工や補正によって、自分にとって理想的な写真を撮ることができるようになりました。
さて、それではここで質問です。
子役オーディションの際には、この技術を、フルで活用した方が良いのか、それとも全く使わない方が良いのか、どちらでしょう。
本記事のタイトルが「絶対やってはならないこと」なので、容易に想像できるかと思いますが、答えは「全く使わない方が良い」です。
デジタル加工された写真は、すぐにバレます。
どんなに自然に手を加えても、見る人が見ればすぐに分かります。
オーディション写真を毎日何百枚も見ているような、目の肥えたプロデューサーたちならば、素人よりも速く正確に加工や補正が施されている写真を見抜くことができます。
写真が手を加えられたものだと発覚したら、即落とされます。
なぜなら、元々の「素材」が分からないからです。
加工されてしまうと、素材が良いのか悪いのかさえ、分からないため、問答無用で落とす、これが常識となっています。
また、仮にバレずに彼らの目をすり抜けて加工済みの写真が通ってしまっても、いざオーディション本番で「写真と全然違うな…」と判断されたら、その時点ですぐに落選です。
だから、写真の加工や補正は絶対にやってはなりません。
写真については、他にもいくつかやってはならないことがあるので、もう少し紹介していきましょう。
加工や補正はダメ、絶対!!!
ということをお伝えしましたが、明るさ調整もNGです。
写真は、あくまでも自然な状態で撮らなければなりません。
だからといって、家の壁の前に立たせて適当に撮影すればOKというわけではありません。
これは確かに「自然」な写真かもしれませんが、魅力的かどうかというと、そういうわけではないからです。
難しいですが、自然すぎるのもダメ、自然でないものは絶対ダメ、ということなんです。
では何が良いのか。
その答えは…
自然な姿で最も魅力的に映っている写真
となります。
また、お芝居のオーディションや、なにかキャラクター付けを求められるようなオーディションの場合は、求められる役、キャラクターに合っているかどうか、という部分も重要になってきます。
つまり、普段着もダメ、となってくるわけです。
役にあった、あるいはキャラクターのイメージに合った服を着て写真を撮りましょう。髪型なども工夫すると良いです。
そして最後の「やってはならないこと」は不自然なポージングです。
ファッションモデルとしてのオーディションで「ポージングの写真」を求められた場合は別ですが、そうでなければ妙なポージングは必要ありません。
自然な姿勢で立った写真が一番良いです。
それではここで、オーディション用の写真で絶対やってはならないことをまとめしょう。
・加工や補正は絶対NG
・明るさ調整もダメ
・普段着もダメ(役やキャラのイメージにあったものを)
・妙なポージングはダメ
・適当に「自然な姿」を撮影するのもダメ
こんなところでしょうか。
大切なのは、お子さんの魅力を最大限に引き出すことです。
必要あればスタジオで撮影しても良いでしょう。スタジオ撮影の場合は、明るさ調整や補正が多少入ることもありますが、あくまでも「素材」は崩さずに自然に仕上げてくれます。
また、プロデューサーたちも、スタジオで撮影したものはすぐに分かります。
できれば一眼レフなどのちゃんとしたカメラで撮影することが理想なので、ご自宅にそういったしっかりしたカメラが無い場合は、スタジオの利用も検討しましょう。
スタジオに連れていく時は服装にはくれぐれも気を付けてくださいね。
うっかり普段着で行ってしまったということがないように、役やキャラクターに合ったイメージの衣装を持参して撮影に臨みましょう。